2012年07月27日

épisode / シンデレラ イマージュ part-V -scene:1-






マスター(Na) 皆様は覚えていらっしゃるでしょうか ... 彼女のことを ...
      その笑顔は、夜空に浮かぶ月のように優しく ...
      その瞳は、夜空にきらめく星のように輝いている ...
      そんな可憐で清楚な可愛いい女性のことを ...

      そう ... 彼女です ...

      午前零時の時の移ろいを、いつもここサンドリオンで迎えることもなく
      今日という名の時の使者と共に、ドアの向こうへ消えて行かれる女性 ...
      白いドレスに身を包んだ ... 例えればそれはちょうど、シンデレラの
      ような女性 ...

      今夜は ... お久しぶりにいらっしゃった、そんな彼女のお話を、皆様に
      ご紹介したいと思います ...

      ... それは、いつもの時間に ...
      その夜、彼女は ...
      いつもとは少し違う雰囲気で、このドアを開けられました -----


         :ドアの開く音 -----      


イツカ  「ご無沙汰してました、マスター」

マスター 「いらっしゃいませ、ようこそ ... 本当に、お久しぶりですね ...」

イツカ  「そう ... かれこれ一か月ぶりぐらいになるかなぁ、ここへ来るのは ... 」

マスター 「そうですね、ちょうどそれくらいになるかと ... 」

イツカ  「そうなると、結構早かったんだな ... 私にとってのこの一か月は。
      (カウンターのイスに腰掛け)よいしょっと」

マスター 「何かとお忙しかったんでしょうか、このひと月は」

イツカ  「そうですね ...
      忙しかったと言うのか ... 忙しくしてたと言うのか ... 複雑な状態だった
      かな ... 身の心も ... 」

マスター 「身も心もって ... お仕事の方、そんなにハードだったんですか?」

イツカ  「ウウン、違う ... 仕事のせいじゃなくて、別のことなんです ... 別の ... 」

マスター 「別のこと、ですか ... 」

イツカ  「 ... ねえ、マスター。
      私、今夜は思いっきり飲みたい気分なんですよ ... 」

マスター 「酔うために、飲まれるんですか?」

イツカ  「そうね ... 酔いたいのかもしれないな ... 」

マスター 「今夜は少しテンションが、いつもと違うようですね ... 」

イツカ  「エッ ...?」

マスター 「お久しぶりにいらっしゃったせいでしょうか ... それとも」

イツカ  「久しぶりだからじゃないでしょうか ...
      だってひと月も経ったんですよ ... ひと月も。
      色んなことがありますよ、それだけの時間が経てば ... 」

マスター 「色んなこと ... 」

イツカ  「まあ、とにかくそんな気分だから、いつもの調子でマスターにお任せで
      お願いしたいんです ... カクテルのオーダーは」

マスター 「かしこまりました ...
      今夜は、酔いたい気分でいらっしゃるんですね ... 」





posted by マスターの知人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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