2013年01月01日

spin-off / BLUE MOON NIGHT -scene:1-








         :バード・バーの店内 -----

         :ジッポーの音 ---
         :タバコに火をつけ、軽く一口吸う男 -----


男    「もう、合わない方がいいと思う ... 君のためにも」

女    「そうなんですか ...? ホントに」

男    「ああ ... 本当に」

女    「(ポツリと)... そうですか ... 」


         :シェイカーの音 ---
         :やがてグラスにカクテルが注がれる -----


マスター 「お待たせしました ... どうぞ(グラスを置く)」

女    「 ... どうも ... 」

男    「あ、マスター ... オレにも同じやつもらえるかな」

マスター 「はい。かしこまりました ... 」


        SE:キューブアイスを入れたシェーカーにドライジン(1/2)
          クレームドバイオレット(1/4)、レモンジュース(1/4)が
          入れられシェイクされる -----

         :その音にまぎれて -----


女    「シンドウさん ... 」

男    「 ... ウン?」

女    「気が、つきませんでしたか ...?」

男    「えっ ... ? 何が?」

女    「私今までこのお店に来て、このカクテルを注文したのは、今夜が初めて
      なんですよ ... 」

男    「そういえば ... 」

女    「ねえマスター ... そうですよね」

マスター 「確かにそうですね ... いつもなら、ホワイトレディだったかと ... 」

男    「それが ... どうかした?」

女    「いいえ別に ... 大したことじゃないですから ... 」

マスター 「どうぞ ... ブルームーンです ...(グラスを置く)」

男    「ありがとう ... 」

女    「 ... どうしても、ですか ... ?」

男    「 ...(ゆっくりとカクテルを一口)」

女    「 ... そうですか ... 」

男    「一番いいと思うんだ、それが ... 」

女    「 ... 」

男    「 ... お互いのために ... 」

女    「 ... 私、帰ります ... 」

男    「ン? もう ..?」

女    「 ... 嫌でしょう ... こんな所で女に泣かれるのって ... 」

男    「ユキコ ... 」

女    「それじゃ ... 」


         :身支度をし、店を出ようとする女 ---

        SE:ドアの開く音 -----


女    「サヨナラ ... ですね ... 」


        SE:ドアの閉まる音 -----


男    「ユキコ ... 」


        SE:マスター、ライターの火を点け -----


マスター 「どうぞ ... 」

男    「エッ ...?」

マスター 「タバコの火が... 消えてましたので ... 」








タグ:さよなら
posted by マスターの知人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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