2012年09月13日

anecdote / 雨色のレシピ Last File -Page:6-









         :ジンに向けられる銃口 -----


ジ ン  「その前に ... 死刑囚にだって、最後の一服の楽しみは残されてるって言うぜ ...
      タバコ1本、いいかな ...?」

マリコ  「そうね ... この世の名残に、どうぞ ... 佐山さん」


         :佐山はタバコを取り出し、ジンの口元へ -----


佐 山  「最後のタバコだ ... じっくり味わうんだな」

ジ ン  「すまんな ...(とタバコをくわえる)」


         :佐山、ライターを取り出し、火を点けてやろうとする -----


佐 山  「そら ...(ライターの火をを点け、ジンの口元へ)」

ジ ン  「いや、火はいいぜ ... 」

佐 山  「何だと?」

ジ ン  「火ぐらいは、自分で点けられるんでな ...!」

佐 山  「なに?!」


         :次の瞬間、佐山を人質に取るジン -----


佐 山  「貴様ーッ!」

ジ ン  「動くとこの男の頭が、風通しよくなるぜ? それでもいいかな ...?」

マリコ  「どうして ...?!」


         :ジン、ジッポーでタバコに火を点ける -----


ジ ン  「このジッポーで、ちょいと火遊びしてみたんだ ... 」

マリコ  「あなたも中々、小道具を使うのがお上手ね」

ジ ン  「あんたに褒めてもらえるとは思わなかったよ ... 
      さあ、俺の連れのロープを解いてもらおうか ...」

マリコ  「わかったわ ...(男に)言うとおりにして ... 」

男    「はい ... 」


         :男、アサミのロープを解く -----


アサミ  「先生ッ ...!」

ジ ン  「それじゃそろそろ行くとするか ... 」

アサミ  「は、はい ... 」

マリコ  「ここから生きて出られると思って?」

ジ ン  「そのつもりなんだが」

マリコ  「それは多分、無理だと思うわ ... 」

ジ ン  「何故そう思う ...?」

マリコ  「言ったでしょう ... 私のレシピは完璧だって」

ジ ン  「果たしてそうかな ...?」

マリコ  「そうなのよ ... その証拠を今、ご覧にいれるわ ...
      (男たちに)構わないから撃ちなさい ...
      生きてここから出すんじゃなくてよ! 消してしまいなさい!」

男    「ハッ!」

佐 山  「マ、マリコ ...!」

ジ ン  「アサミ! 逃げろ!」


        SE:数発の銃声 ---

         :物陰に身を隠すジンとアサミ ----- 


ジ ン  「ここじゃ殺られる ...! あの窓から隣の部屋へ逃げ込むんだ!
      いいか、わかったな!」

アサミ  「はい!」

ジ ン  「行くぞ ... それ!」


        SE:走り出す二人に何発もの銃声 -----

         :窓に向かって飛び込むジンとアサミ ---

        SE:ガラスの割れる音 -----


マリコ  「何してるの! さっさと始末なさい!」


         :二人を追う、マリコと数人の男たち ---

         :そこへ村岡が、数人の警官を連れてなだれ込んで来る -----


村 岡  「警察だ! 無駄な抵抗はやめろ!」


         :鳴り止まない銃声 -----


ジ ン  「どうしてここがわかった ...?」

村 岡  「変な日系のタクシーのドライバーが ... 変なフィリップ・マーロウが
      危ないと、通報してきたんでな ... 」

アサミ  「先生、それってさっきのタクシーの ... 」

ジ ン  「青い目の運ちゃんか ... 」

村 岡  「何の因果か ... 貴様をこういう形で助けるのは不本意だが ...
      あのマリコと佐山という男は、別件の容疑で追ってた二人だ ...
      貴様には色々と恨みもあったが、これで帳消しだな ... 」

ジ ン  「ありがたいことだ ... 」

村 岡  「鑑札は俺が手配するから、後日、署まで取りに来るんだな ... それじゃ」



ジ ン(Na) そう言い残して、インテリは奴らを逮捕に向かった ...
      様々な思いを巡らせて ---

      程なく、手下共は現行犯で逮捕され ... あの女と佐山は検挙された -----


        SE:手錠をかける音 -----




posted by マスターの知人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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