2012年09月05日

anecdote / 雨色のレシピ File-X -Page:5-









         :人影のない波止場 -----
         :突堤に打ち寄せる波の音 -----

         :やがてそこへ一台の車が滑り込んでくる ---
         :辺りに響くスリップ音 ---
         :しばらくして車のドアが開き、ジンが降りてくる -----


ジ ン  「まだ来ずか ... 」


         :そこへもう一台の車が現れ、距離をおいて止まる ---
         :ドアが開き --- 数人の男が現れる


男    「フロッピーは持ってきたか!」

ジ ン  「ああ、しっかりここにな ...!」

男    「なら、こっちへ戴こうか!」

ジ ン  「その前に、女は無事か!」

男    「後ろを見るんだな!」


         :ジンが振り向くと、そこには縛られたアサミが
          男に連れられている -----


アサミ  「先生ーッ!」

ジ ン  「無事か、アサミ!」

アサミ  「はい!」

男    「さあ、これで納得だろう ... フロッピーをその場に置いて、そのまま一歩ずつ
      ゆっくり後ろへ下がるんだ! 
      いいか、ちょっとでも妙なまねをしたら、女の命はないと思え!」

ジ ン  「(小声で)チッ ...! 古いセリフほざきやがって ... よかろう!」


         :ジンは言われたとおりに、その場にフロッピーを置き ---
         :ゆっくりと一歩ずつ、後ずさりする ---

         :遠くで響くサイレン音 -----


男    「フフフフフ ... 」

ジ ン  「そこから動けないのか、アサミ ... 」

男    「てこずらせやがって ... 」

アサミ  「駄目なんです ...! 体を縛ってるロープが鉄柱にくくりつけられてて ... 」

男    「このまま無事に、帰れると思うなよ ... 」

ジ ン  「手の込んだことしやがって ...!」

男    「死ねッ ...!」


         :男が拳銃の引き金を引く ---

         :その瞬間、ジンが転がっていた空き缶につまずく -----


ジ ン  「おっと ...!」


         :一発の銃声音 -----





posted by マスターの知人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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