2012年08月25日

anecdote / 雨色のレシピ File-W -Page:2-








         :港近くの倉庫内 -----

         :その一角の小部屋 -----



男    「これが最後のチャンスだ ... フロッピーはどこにある?」

ジ ン  「ホントに弾が入ってるのかよ ... その拳銃に」

男    「フフ ... なら、試してやろう ... 」


        SE:次の瞬間、銃声の音 ---

         :だがそれは、男の手元を狙った村岡が撃ったものだった -----


村 岡  「警察だ!」

ジ ン  「インテリ ...?!」

男    「チッ!  ... クソッ!」


         :逃げ出す男 -----


村 岡  「追うんだ!」

警 官  「ハッ!」


         :数人の警官が男の後を追う ---
         :村岡の後ろから、アサミが飛び出してくる -----


アサミ  「先生ーッ!」

ジ ン  「アサミ ... 」

アサミ  「大丈夫ですか、先生 ...! あーあ、随分ひどくやられたんですね ... 」

ジ ン  「お前、どうしてここがわかったんだ ... 」

アサミ  「あの時、ちょうど私 ... サンドリオンの前で先生が捕まったのを目撃して ... 
      それでここまで尾行して、居場所を確認してから警察に連絡したんです」

ジ ン  「どうやらお前も、少しは様になってきたようだな ... 」


         :そこへ村岡がやってくる -----


村 岡  「鑑札もなしに、何をやってる!」


ジ ン  「鑑札があろうがなかろうが、襲われるのは仕方ないぜ」

村 岡  「仕事を続けてるから、襲われるんだろう!」

ジ ン  「 ... 確かに ... そういう解釈も可能だな ... さすがインテリだ」

村 岡  「今度勝手なまねをしたら、逮捕するからな」

ジ ン  「そうカリカリするなって ... 第一、俺のような男逮捕したって、何の手柄にも
      ならないぜ ... 」

村 岡  「手柄にならなくとも、それなりに気分は晴れる ... 」

アサミ  「(小声で)この人、先生が嫌いなんですね ... 」

ジ ン  「少なくとも、愛されちゃぁいないな ... 」


         :村岡、警官たちのもとへ -----


ジ ン  「相変わらずだな、奴は ... 」

アサミ  「あ、先生、それ ...!」

ジ ン  「ドサクサに紛れて、取っておいたのさ ... 」

アサミ  「またぁ ... 先生ったら」

ジ ン  「かのロシアンルーレットの、おもちゃさ」

アサミ  「でも、本物でしょ ...?」

ジ ン  「だが、弾は入ってない ... それが証拠に、俺は生きている」

アサミ  「でも最後の六発目に、弾が入ってるかも ... 」

ジ ン  「それほど俺はラッキーじゃない ... 現にこうして ... 」


         :ジン、ピストルの引き金を引く -----

        SE:銃声 -----


アサミ  「ほらね ... 」

ジ ン  「 ... Oh, my god!」





posted by マスターの知人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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