2012年08月19日

anecdote / 雨色のレシピ File-V -Page:3-








         :探偵の事務所 -----


村 岡  「二日前 ... 貴様は波止場町のとあるマンションに潜り込んだろ ...?
      ネタは上がってるんだよ」

アサミ  「ちょっとあなた! 証拠はあるの?! 証拠は!」

村 岡  「これを見れば、納得してもらえると思うが ... 」


         :村岡、上着のポケットから一枚の写真を取り出して見せる -----


アサミ  「アッ、この写真! (取り上げて) ... 先生が写ってる!」

村 岡  「ご理解戴けたかな ... それじゃこれはもらって行く」


         :村岡、鑑札をアサミから取り上げる -----


アサミ  「先生 ...!」

村 岡  「これでしばらく、探偵ごっこもお預けだな ... 」


         :村岡、ドアを開けて出て行こうとするが、立ち止まり -----


村 岡  「精々そのお嬢さん相手に、次の商売でも考えることだな ...
      時間はたっぷりあるんだからな(嘲笑い)アハハハハ ... 」


        SE:ドアの閉まる音 -----


アサミ  「(情けなく)先生 ... 」

ジ ン  「アサミよ ... 」

アサミ  「はい ... 」

ジ ン  「俺は意外に ... 写真写り悪いんだな ... 」

アサミ  「もうーッ、先生ったら! そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!
      これから一体、どうするつもりなんですか?!」

ジ ン  「どうするって ...?」

アサミ  「鑑札を取り上げられたんですよ?! あれがないと手も足も出せないんです
      よ?」

ジ ン  「よせよ、亀でもあるまいし。無けりゃ無いで別にどうってことあるまい ...
      今までと何の変わりもないさ ... 」

アサミ  「でもこのまま仕事続けたら、違反ですよ?! 社会のルールに反します!」

ジ ン  「フン、柄でもない ... ルール違反は探偵の十八番だろうが」

アサミ  「そりゃあ ... そうですけど ... 」

ジ ン  「ならガタガタ言ってねえで、資料の整理でもしろよ。それでなくともこの仕事
      結構、根が深いんだからな」

アサミ  「は〜い ... 」


         :アサミ、気を取り直して仕事を始める -----


ジ ン  「とは言ったものの ... さてどこから手をつけるべきか ...
      手がかりと言えば ... 」


        SE:その時、事務所の電話が鳴る -----

         :アサミが受話器を取る -----


アサミ  「はい、こちら加納探偵 ...?! (ジンに)先生! この電話 ... 」

ジ ン  「どうした?」

アサミ  「お、男の人が、苦しそうに ... 」

ジ ン  「なに?!」


         :ジン、アサミから受話器を取り -----


ジ ン  「--- --- もしもし ... 何とか言えよ! ... どうしたんだ、一体?!
      --- --- 何だと? ... 聞こえにくいんだよ! もっとはっきりと話せ!
      はっきりとな!」

電話の声(男) 「た ... 助けてくれ ... 」





タグ:探偵 電話
posted by マスターの知人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
blogramで人気ブログを分析 にほんブログ村 小説ブログ 脚本・シナリオへ
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。