2012年08月11日

anecdote / 雨色のレシピ File-U -Page:2-








        SE:街に響く救急車のサイレン音 -----


ジ ン(Na) サンドリオンの店先で、またもや命を狙われた俺 ---

     間一髪のところで命拾いはしたものの ... 危ないところだった ---
     当然、襲ってきた奴を捕まえられるわけもなく ... 正体も不明のまま ---

     これで2度目 ...
     どうも今度の仕事に関わってからというもの、やたら身辺が賑やかになった
     もんだ...
     ある意味、人気者だな ... でもどうせならもっと楽しい方がいいんだが ---
     
     そんなことを考えながら ...
     俺は並んで走る救急車と同じ目的地に到着した -----

     「ン? スピード出し過ぎだったかな ... 」


         :北野病院前 ---

         :救急車が止まり、救急患者が運び込まれる ---
         :病院内の雑踏 ---
         :その中で、受付の看護婦にジン何が尋ねている -----


ジ ン  「失礼 ... ちょっと聞きたいんだが ... 」

看護婦  「はい?」

ジ ン  「急患で運び込まれた人の事は、ここで聞けばわかるのかな」

看護婦  「いつ頃のことですか?」

ジ ン  「ちょうど3日前 ... 」

看護婦  「3日前ですか ... それでその方の名前は?」

ジ ン  「名前? 名前は確か ... 悪いな ... 忘れたよ」

看護婦  「はあっ?」

ジ ン  「いや、だから ... 忘れたんだよ。最近物忘れがひどくてね ...
      ただ、男だってことはだけは確実なんだ」

看護婦  「その日は、男性だと2名の方が運び込まれましたが ... 」

ジ ン  「2人いるのか ... で、どんな風だった? その2人ってのは」

看護婦  「それより、あなた一体何なんですか?」

ジ ン  「ン ... ?」

看護婦  「いきなり3日前の急患の亊、色々と聞かれるなんて ...
      ひよっとして ... 警察の方ですか? 」

ジ ン  「まさか ... 」

看護婦  「ですよね ... そんな風には見えないもの ... 」

ジ ン  「じゃ、どんな風に見えるってのかな」

看護婦  「そうね ... ちょっとした患者さんかな ... 」

ジ ン  「患者 ... ?! この俺が?」

看護婦  「それも神経科へ来た、軽い情緒不安定の」

ジ ン  「なんってこった ... 」

看護婦  「さあ、受付はこちらですから、私と一緒に来てください」

ジ ン  「おいおい ... 冗談キツイぜ ... 俺はただ」

看護婦  「ただどうしたんです?」

ジ ン  「だから3日前にここへ運び込まれた男のことで ... 」

看護婦  「お1人の方はここへ来て間もなく亡くなられました ... 」

ジ ン  「死んだ ... ?! で、もう1人の方は?」

看護婦  「昨日、退院されました」

ジ ン  「退隠した...? その男の額に、大きなホクロはなかったかな?」

看護婦  「大きなホクロ ... そういえば確か額にホクロが ... 」

ジ ン  「そうか ... ホクロがあったか ... 」

看護婦  「そんなことより、診察はどうするんですか?」

ジ ン  「そうだな ... この際、金欠病でも診てもらおうかな ... 」

看護婦  「金欠病 ...?! 」





posted by マスターの知人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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