2012年08月05日

anecdote / 雨色のレシピ File-T -Page:3-








         :サンドリオンの店内 ---

         :女(マリコ)と男(弁護士:佐山)がいる -----



マスター 「いらっしゃいませ」

佐 山  「(マリコに耳打ちする)... あのカウンターにいる男が、そうです」

マリコ  「そう ... 」

マスター 「ようこそ」

マリコ  「今晩は ...(ジンに)ここ、いいかしら?」

ジ ン  「断る理由が見当たらないんで、NOとは言えないだろう ... 」

マリコ  「それじゃ、失礼して ... 」


         :マリコ、ジンの隣りに座る -----


マスター 「(佐山に)お客様も、どうぞ」

佐 山  「いや、どうも」


         :佐山、カウンターの席に座る -----


マスター 「ご注文の方は、いかがいたしましょうか ...?」

マリコ  「そうね ... ブラッディマリーを頂こうかしら ... 」

マスター 「かしこまりました。...(佐山に)お客様は ...?」

佐 山  「私は、ダイキリを」

マスター 「承知いたしました」


         :コリンズグラスにキューブアイスが4〜5個入れられ、ウオッカが
          1/8(45ml)程注がれる -----


マリコ  「あなた ... 探偵さんよね ... 」


         :そこへトマトジュースがグラスに4/5程注がれ、軽くステアされ ---


マリコ  「名前は、加納 仁 ... 」

ジ ン  「だったらどうなんだ ... 」


         :シャトレーレモンがグラスの縁にデコレートされ ---
         :マドラーが添えられる -----


マスター 「どうぞ ... 」

マリコ  「 ... ありがとう。(一口飲み)... 実はあなたに、仕事をお願いしたいの」

ジ ン  「仕事? ... 何で俺なんだ?」

佐 山  「元インターポール在籍、腕利きの麻薬捜査官 ... 」


         :キューブアイス入りのシェーカーにホワイトラム3/4と
          ライムジュース1/4、シュガー1tspが入れられる -----


佐 山  「しかし2年前 ... 密売逮捕の銃撃戦の際、弾の切れた犯人が逃亡しようと
      したところを背後から射殺 ...
      その行為を問われ、インターポールをクビになる ... 」


         :シェーカーの音 ---

         :やがてシェイクされたカクテルがグラスに注がれる -----


マスター 「お待たせいたしました ... どうぞ」

佐 山  「 ... どうも」

マリコ  「そんなあなただからこそ、仕事を依頼したいの」

ジ ン  「 ... マスター ... お代わりくれるかな」

マスター 「かしこまりました」

マリコ  「 ... 3日前から失踪した、私の主人を見つけ出してくれればいいの ... 」


         :グラスにキューブアイスが2〜3個入れられる音 -----


マリコ  「もし見つけ出せれば、報酬は思いのまま ... どうかしら?」

ジ ン  「 ... 満更、悪い話でもなさそうだ ... が、お断りだ」

マリコ  「何ですって ...?」





posted by マスターの知人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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