2012年03月23日

Mémoires / 再 会 -scene:2-






          :サンドリオンの店内 -----



        SE:シェーカーの音にまぎれて ---


マ リ   「お店の場所は変わったけど ... 雰囲気は前と同じ ...
        とても静かで、お洒落なインテリア... そして小粋なジャズが流れてる ...
       ホント、あの頃のままだわ、この感じ... それにマスターもマスターもままだし ...
       私何だか、ホッとするわ ... 」

マスター 「マリさんにそう云って戴けると ... 光栄です」

マ リ   「懐かしいなァ、あれ ... 12時を差したままの、あの時計 ... 」

マスター 「あの時計は、この店のサインボードのようなものですから ... 」

マ リ   「そうよね ... そうだよね ... 」

バーテン 「お待たせいたしました ... どうぞ」


        SE:マリの前にグラスが置かれる ---


マ リ   「どうも... マスター... 彼って...?」

マスター 「そうでしたね... まだマリさんには紹介してませんでしたね ... 私のパートナーを」

マ リ   「パートナー ... マスターの?」

マスター 「彼は、このリニューアルオープンから、このお店を手伝ってもらうことになった
       バーテンダーです」

マ リ   「バーテンダー ...?」

バーテン 「よろしくお願いします ... 」

マ リ   「どうも ... 」

マスター 「これから私、留守がちになることが多いので ... その間は彼にこのお店を
        任せようと思いまして ... 」

マ リ   「留守がちって ...?」

マスター 「思うところありまして ... 時折、旅に出ようかと ... 」

マ リ   「マスターが旅を ... フーン ... そうなんだ ... 」

バーテン 「その折には ... どうぞよろしくお願いいたします」

マ リ   「いいえ、こちらこそ ...」

マスター 「何分と、彼はまだ不慣れなものですから、ご迷惑をおかけする事もあるやも
        知れませんが ... 私からも、よろしくお願いします、マリさん」

マ リ   「私なんかに頼まれてもあれなんだけど ... まあ、とにかく頑張ってよね
       バーテンさん」

バーテン 「はい。ありがとうございます ... 」

マ リ   「それにしても、マスターが旅に出るなんて ... やっぱりマスターも少し
       変わったのかなァ ... 」

マスター 「何と言いましても、リニューアルですから ... 」

マ リ   「(少し笑いながら)それって答えになってないよ、マスター ... 」

マスター 「そうでしょうか ... ?」

バーテン 「私もそう思いますが ... 」

マスター 「あなたもそう思うの...?」

マ リ   「ほらね ...(笑う)」


        SE:店のドアが開く ---


バーテン 「いらっしゃいませ」

マスター 「いらっしゃいませ、よう(こそ)... 」

藤 堂  「今晩は ... マスター」

マスター 「... 藤堂さん ... ?!」






posted by マスターの知人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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