2011年07月18日

ソムリエ [ Vintage.T] -scene:3-




ヒトミ  そう ... あれはちょうど3日前の出来事だった ----


         :回想 -----

         :3日前のサンドリオン -----


男    「すまないね ... 急に呼び出したりして ... 」

ヒトミ  「いいえ、そんな ... 私こそすみません ... わざわざここまで足を運んで
      もらったりして ... 」

男    「いやいや、そんなことは一向に ... それより、感じのいいお店だね、ここは」

マスター 「... どうもありがとうございます」

ヒトミ  「実はここ、私の行きつけのお店なんですよ」

男    「フーン ... なかなか趣味がいいんだな、やっぱり君は」

ヒトミ  「通い始めて、かれこれ3年ぐらいになるんですよ ... もっともこのお店自体は
      ここの場所へ移って1年半ぐらいですけどね ... 」

男    「というと?」

マスター 「以前は海岸通りの方で、店をやっておりましたもので ... 」

男    「なるほど ... そういうことか ... 」

マスター 「よろしければ、ご注文をお伺いいたしますが ... 」

ヒトミ  「私はいつものスプリッツアーを ... 」

マスター 「かしこまりました ... (男に)お客様の方はいかがいたしましょう?」

男    「そうだな ... ここでワインを飲むのもなんだし ... それじゃ、彼女と同じもので」

マスター 「はい、かしこまりました ... しばらくお待ち下さい ... 」
         

        SE:氷を入れたワイン・グラスに白ワイン(2/3)を注ぎ
           そこへソーダが加えられ、軽くステアされる -----

         :その音にまぎれて -----


ヒトミ  「ところでイブキさん ... 今夜はどうしたんですか? 急に」

男    「ああ ... 実は今度、研修でフランスへ行くことになったんだ」

ヒトミ  「フランス ... ですか?」

男    「それでこの際、君に云っておきたいことがあってね ... 」

ヒトミ  「云っておきたいことって ... この私に?」

マスター 「失礼致します ... どうぞ ... 」


         :二人の前にグラスが置かれる -----


男    「どうも ... 」

ヒトミ  「ありがとう ... 」

男    「とりあえず、乾杯しようか ... 」

ヒトミ  「エ? あ、はい ... 」

男    「それじゃ ... 僕たちの新しい門出を祝して ... 」

ヒトミ  「僕たち ...?」

男    「乾杯 ... 」

ヒトミ  「あのイブキさん ... それってどういう意味なんでしょう?」

男    「そうだね ... 少し唐突だったか ... つまりこうだ ... 一緒に来てほしいんだ
      フランスへ」

ヒトミ  「エッ?」

男    「そう ... この僕と結婚してくれないだろうか」

ヒトミ  「結婚 ...?!」




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posted by マスターの知人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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