2011年07月08日

ミセス マティーニ -scene:3-




その瞬間から...
タロットという名のステージが
時間を支配した -----

それは...
大アルカナと呼ばれる22枚の絵札によって
すべてが解き明かされていく -----

その導きとは -----



   女 「まず、何枚目から始めるかを決める ... ちなみに今日は7日だから7枚目からに
      するわ... 枚数が決まったらこうして絵札の方を下にして、上から同じ枚数を
      上から取り真ん中へ置く。そしてまた次のカードも7枚目をここへ ...
      こうして7枚目ごとをあらかじめ決められた順序に従って5枚並べていくの ... 」

マスター 「十字に並べるんですね ... 」

   女 「そう... これはギリシャ十字法というやり方で、5枚のカードを使って単純な
      十字型に並べて占う方法...
      他にもケルト十字法なんてやり方もあるんだけど、今知りたいことはこれで充分
      答えが出せるわ... 」

マスター 「そうなんですか... ちなみに... 並べた順序にも意味が...?」

   女 「そう... この絵札同様にね」

マスター 「不思議なデザインの絵札ですね... 」

   女 「これもまた神秘的よね... 」

マスター 「並べられた絵札が、上下逆になっているカードもありますが... 」

   女 「これが大きな意味を持つの... たとえば最初に置いたこのカード...
      ここに置かれたカードは現在の状況を表すもので、月のカードの正位置... つまり
      上下逆になってないことで、今は私が曖昧な精神状態だということを表現してるの」

マスター 「月のカードにそんな意味が... 」


   女 「そして次の障害の位置にあるのが恋人のカードの正位置... これは恋の始まりを意味
      している... 」

マスター 「少し、穏やかじゃありませんね... 」

   女 「そのようね... 」

マスター 「三番目のカードはどうなんでしょうか...?」

   女 「これは傾向を占う位置で、審判のカードの逆位置... 」

マスター 「逆位置... ということは... 」

   女 「真実を見失うってことを表してようね... 」

マスター 「いかがなんでしょうか... ここまでの答えは... 」

   女 「当たらずとも遠からず... そんな感じね... 」

マスター 「...まだあと... 2枚のカードが残されてますが... 」

   女 「そうね...
      まずここは解決を意味する場所で、カードは運命の輪の逆位置...
      この場合だと誤算を意味の解釈になるわ... 」

マスター 「見込み違い... 思い違いと言うことでしょうか... 」

   女 「そうなるわね...
      つまりここまでの答えをまとめればこうなる...
      曖昧な精神状態の障害が恋のはじまりで、その傾向が真実を見失う...
      そしてその結果が... 誤算、と... 」

マスター 「少し、複雑ですね... 」

   女 「かもしれない... でも、さすがだわ... 」

マスター 「納得されているようですね... 」

   女 「別の意味でね」

マスター 「別の意味...?」

   女 「...それより... いよいよ最後のカードね... 」

マスター 「何を意味してるのでしょうか... その位置のカードは... 」

   女 「ここは予想... つまり未来を意味する場所で... 」

マスター 「いかがでしょう... そのカードは... 」

   女 「このカードは... 逆位置の死神... 」

マスター 「死神...?!」






posted by マスターの知人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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