2011年05月31日

呪 文 -scene:1-





     呪文 ...

     その意味は一般に、神秘的、呪術的な効果をもつと信じられている言葉。
     たいていは定型化されていて、これを唱えることによって幸運、幸福を招いたり
     災禍を防ぐことが出来るとか出来ないとか...
  
     そんな呪文にまつわる話を、マスターから聞かされたこともあった...

     今夜はその話をしてみたい...

     それはマスターの、こんな台詞からはじまった...


マスター(Na)今宵は上弦の月...
      恋する乙女たちが、その月の明かりのもと、ある呪文を唱えて願いを託せば
      その恋が成就するとか、しないとか...
      カクテルにも、そんな願いを叶えるような、不思議な魔力が秘められたものが
      あると言われております...

      それは...

      黄緑色の衣装を纏うそのカクテルを見つめながら呪文を唱え、ゆっくりと目を
      閉じ、想いを寄せるその方の名を心の中で何度も何度も言い続けます...

      そして自分の想いが叶うと思った瞬間に目を開け、その時にカクテルの色が
      変わっていたのなら...
      その恋が叶うというものです...


     まさかそんなと... 私は思わず口にした...


マスター 「そうですよね... 果たしてこれが真実かどうかは定かではありません...
      私も機会があれば、一度試してみたいと思ってはおりますが...」
 

     自分もそう思った...


     「ちなみにマスター、その呪文って?... 」

マスター 「それはこう唱えるのだそうです... アブダ、カタブラ... 」







posted by マスターの知人 at 00:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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